2024年11月20日 / 最終更新日時 : 2024年11月26日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 「自分が正しい」と思っていませんか? 自分が「良いことをしている」と思っている時こそ、周囲の考えを取り入れよう。 人の支援や教育に関わっていると、相手を思うあまり熱量が上がることがありますが、中にはいきすぎた指導がハラスメントや虐待に繋がることがあります。しかも、加害者側に直接問題を指摘しても自分の非を認めなかったり、気付いていない […]
2024年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年7月10日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 「目標」とは、現実に達成可能な範囲内のことを言うのであって、 達成不可能なものは「願望」である 最近、色々な所でこのように言うことが増えました。明らかに登校できない状態な のにもかかわらず登校させようとする、本人の発達がゆっくりなのに無理やり「普通 」にもっていこうとする、あるいは部下に期待しているからという理由で […]
2024年4月3日 / 最終更新日時 : 2024年4月3日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 人は、心の中に色んな人のイメージをもっているから生きていける 人は、生まれてから養育者と様々な交流をたくさんしています。それを少し紹介してみましょう。赤ちゃんは、不快感を感じると泣いて養育者を求め、養育者はおむつをかえたり、抱っこをしたりして安心できるように応えます。生後3ヵ月頃 […]
2024年1月16日 / 最終更新日時 : 2024年1月16日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 人は甘やかすとダメになるのか?自律を急いでいませんか? 私たち子どもに関わる人は、最終的には子どもが自分の人生を自分のものとして生きていくこと、つまり自律・自立を願っているというのは共通点でしょう。その反動からか、不登校の子たちや子どもに関わっている大人から「甘やかしている」 […]
2023年7月28日 / 最終更新日時 : 2023年7月28日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 教育とは動物をしつけるイメージと植物を育てるイメージ。私たちは、植物が育ってくるのを待つ心を忘れていないか? これは、元文化庁長官で臨床心理学者の河合隼雄先生の言葉ですが、教育にかかわらず、人に関わる時の本質を突いた言葉のように思います。河合先生は、「どちらも大切ですが、植物のイメージで考えることの方は忘れられやすい」とも言って […]
2023年4月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月14日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき なんでそんなことに「こだわる」の? 「こだわり」―皆さんはどのようなイメージを持ちますか?「こだわりのラーメン」と言われれば「おいしそう」と思うかもしれませんし、「些細なことにこだわってばかりで、全然前に進まない」と言われれば「やりたくない言い訳やなまけ」 […]
2022年12月7日 / 最終更新日時 : 2022年12月7日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 規則やルールってどこまで必要なの!? 規則やルールってどこまで必要なのかときかれたら、皆さんはどのような考えをお持ちでしょうか?学校では、規則の是非がずっと話題になっていますね。「あんなものがあるから、子どもたちがのびのびできないのだ!」という意見から、「い […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月1日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき コミュニケーション能力ってどこまで必要!? 世間では、コミュニケーション能力が生きる上で必要と言われることが多いですね。会社が新人社員に望む能力の1位に選ばれることも多く、学校でもコミュニケーション能力の育成にとても関心があると思います。しかし、その弊害か、不登校 […]
2022年4月17日 / 最終更新日時 : 2022年4月17日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 春の「別れ」と「出会い」の季節に思うこと 春は「別れ」と「出会い」の季節と言われ、もしかしたら一年の中で最も環境の変化が大きい時期かもしれません。対象となるのは、人だけでなく、電車から見るあの景色、大切な人と一緒によく見た夕暮れ、よく通った食堂など、様々な繋がり […]
2021年12月1日 / 最終更新日時 : 2021年12月1日 赤松 由隆 臨床心理士のぼやき 先生やスタッフが子どもを治してくれるんでしょうか!? 私はカウンセラーという「専門家」として悩みを抱える人たちの話を聴いていますが、このような質問を受けることがあります。悩みを抱える人からすれば藁にもすがりたい思いになっているわけですから、専門家がバシッと治るような助言をし […]