３０周年伊藤八千穂記念講演会を終えて

2023年、のばす会は３０周年を迎えることができました。30年と言いますと、今の中学生なら、まだ生まれていないわけです。その保護者達が中学生だったころから、のばす会は活動をしていたことになります。今回の講演会は、活動の中心となってきた元のばす会代表の伊藤八千穂氏の話を通して、のばす会の歴史、目指してきたこと、そして、子ども達の思いを出来るだけ多くの方に知っていただきたいと思い企画しました。

講演の中で、八千穂氏が、子ども達や親さん達の気持ちを受け止め、共に涙したことが語られました。どこにも行き場がないと追い詰められていた子ども達に、「あなたは、悪くないよ。ここにいていいんだよ。」との思いから、のばす会が発足したことを知りました。そして、その子ども達をスタッフだけではなく、実に多くの大人たちが助けてくれました。不登校の子どもという特別な目で見るのではなく、今、目の前にいる一人の人間として見てくれました。物心両面にわたっての援助は、今日に至るまで、のばす会の活動を支えてくれています。

参加者のアンケートから、「30年も活動してきたことに感謝。」「親の気持ちを聞いてくれる場所があったことで救われた。」等の感想をいただきました。　講演会を終えて、「子ども達の成長は一人一人が違う」「子供の成長を信じて待つために”居場所“作りが大切なのではないか」と示されました

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