規則やルールってどこまで必要なの!?

規則やルールってどこまで必要なのかときかれたら、皆さんはどのような考えをお持ちでしょうか?学校では、規則の是非がずっと話題になっていますね。「あんなものがあるから、子どもたちがのびのびできないのだ!」という意見から、「いや!規則がなければ、わがまま放題になる!ある程度は必要!」という意見まであるかと思います。皆さんは、客観的にどう思いますか?私も含めて、皆さんはどちらかの意見に多少肩を持つにしても、反対の意見を完全に否定しきるのは難しくありませんか?両者の意見に一理あると言う方がほとんどでしょう。

カウンセリングの中では、規則や枠組みは「構造」と言って、効果を発揮するために大変重要です。少し意外かもしれませんが、カウンセリングでは、人間は制限のない自由よりも、ある程度制限や枠組みがある中で自己表現をする方が安心できるという考え方をします。

ちなみに製造業では、「標準作業」と言って、作業手順が決められていて、作業員の個人の考えで変更することは禁じられています。ルールを守らせる理由はシンプルです。それは、①社員にケガをさせない、②これまでの試行錯誤の結果、そのルールを守らせることが良い製品を確実に作る最短ルートであることが理由だそうです。いずれにしても「社員を守る」ことが目的です。

つまり、規則はあくまで「方法」であり、「目的」ではないということです。しかし私たちは、目の前のことに一所懸命になっていると、規則を守らせることが目的となっていることがありませんか?上記のカウンセリングで言えば、規則は状態とともに検証し、アップデートしていく必要があります。私たちは、何のためにルールや規則を設けるのか、その目的を時折確認してみることが大切だと思います。

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