「不登校とメディアの今とこれから」講演会要旨と感想

不登校で悩む親のための講演会  日時: 令和2年1月26日(日) 場所: アイプラザ半田

    テーマ: 不登校とメディアの今とこれから

    講師:  今井昌彦 浜松学院大学短期大学部教授

現代社会においてスマートメディアは手放せなくなっている反面、不登校の子どもたち中にはゲーム依存で昼夜逆転していたり、インターネットで見知らぬ人とつながっていたりと問題が多いのが現状です。

今回の講演でスマートメディア問題の専門家である今井昌彦教授から「ネット依存」について茂木健一郎氏の広い世界に向き合う道具としてのゲームという新たな捉え方を紹介され、論点を整理しました。

また、「不登校とメディアの今」では、学校に行かなかった経験のある社会人の履歴を取り上げ、学校に行かなくても引きこもって5~8年以内の80%以上の人が社会復帰している現状や死にたいと思っていた人のマインドマップから自己分析して、自分は生きたいと生きるための選択を今までしてきていたという結論になったという人たちの様子を紹介されました。

そして、「イマドキ10代最新学習法」では、スマホを使って最適な個別学習環境がユーチューブで整ってきている様子を具体的に紹介されました。

講演への参加者は他の行事と重なりがあったりして37人でした。パワーポイントを効果的に使って論点を分かりやすく提示し、各章ごとに質疑応答を通して「不登校とメディア」の関係について身近で早急に対応すべき課題と捉え、地域の人たちの理解を深め、課題解決への糸口を探れたと思います。だだ、「身体への影響」については日頃講演されている内容とはいえ時間がなく話されなかったのは残念でした。

感想の中には自分のお子さんのゲーム依存が気になって参加されたり、スマホをこれから必ず持つので、ルールをどうするか、また学習アプリは初めてのことで興味を持ったなどあり、「不登校とメディアの今とこれから」を皆さんで考える良い機会になったと思います。

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