のばす会文化祭講演会のご報告

のばす会文化祭講演会を1月25日(日)アイプラザ半田で開催しました。のばす会のカウンセリング研究会でお世話になっている臨床心理士の米村高穂様をお迎えして、「子どもはどうやって成長していくのか~子どもに自律してほしい親や大人たちへ」のテーマでお話して頂きました。小学校1年生の事例から人が成長していくために何が必要か、エリクソンの発達段階を踏まえて、「発達は飛び級できない」と「未解決の発達段階まで戻ることがある」などいう言葉が心に残りました。過保護と過干渉の違いから中学1年生の事例2では「いい子」の持っている課題が見えてきました。児童期では友達と「遊ぶ」ことの意味や小4の壁、ギャングエイジの持つ意味を再確認しました。「自分とは何かを」考える青年期の二次反抗期において、自分の価値観や人格を作っていくための実験をしていき、親や先生とぶつかりながら親以外の「モデル」を見つけ、自分を考え、自分らしさ、自分の生き方が生まれていく時期のようです。いよいよ社会に入っていく成人期の事例では親密性の必要性と自己確立の(アイデンティティ)がしっかりしていなければ、自分を「賭ける」ことができず、相手に吞み込まれてしまう不安や抵抗感が生じるようです。最後に「甘えることと反抗」を通して「安心」して反抗できることが主体性・自律性を育むということが大変印象に残りました。参加者は68名でした。

感想の一部を紹介します。

①子どもの発達過程で本人や家族が抱える困り事に対しての意味づけを、周りで関わる人が如何にその事を理解し、対応できるかが大事。まずは困り事を誰かに伝えられたことに、「よく話してくれましたね」と寄り添い、どこに繋げていくと良いか一緒に考えたいと思います。

②ここ数年、ほそぼそと活動していた事柄がまさに「自分を『賭ける』」ことだったのかもしれない。自分で動ける余力を残しつつ、他人を信じて共に動くことで、自らを広げ、周囲に影響を与えることができるのだなぁ、としみじみ感じた。自分が発達のなかで取りこぼしたものを、子育ての中で拾って一緒に育った部分も大きい。まだ未熟で未発達な部分もこれから生きていく中で何らかで育つものもあるだろう。(完全な円を目指すわけでなく、歪な部分も味だと受け入れたい)
③非常に論理的で腑に落ちる内容でした。子供に接する際のヒントとしてだけでなく、自分の内面を見つめる際のヒントにもなりました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ご案内

前の記事

冬休み寺子屋のご案内