第6回お助け講座(25年間の相談活動を振り返って)
伊藤八千穂
この一年6回にわたり不登校や引きこもりで悩む親御さんと共に学ぶ機会が与えられ大変勉強になりました。のばす会との関わりを振り返ってみると、その接点は私が学生の時に出会った難病の子どもたちの生きざまにありました。熱心な先生、悩む親御さんとの出会いで相談会がはじまり子どもたちの居場所がスタートしたのです。当時は、甘やかしだ、いい加減だと非難されましたが、子どもたちのあるがままを受け入れて「学校へ行けないことは悪い事ではない、休む事は必要なこと」と言い続け、子どもたちとお母さん方を励ましてきました。「のばす会」は子どもたちが、社会に向けて羽ばたくための次に繋がる中継点だと思っています。